4年生までに習得したいスキル(参考)
技術
①ドリブル   :運ぶ、抜く、キープ
②フェイント  :かわす、抜く
③シュート   :様々なキックを使ってシュート
④トラップ   :足元、ファーストタッチの選択肢を増やす
⑤パス     :足元、スペース
戦術
①1対1の攻撃 :突破する状況作り
②1対1の守備 :奪うための状況作り
③2対2の基本 :味方とのプレー
④フィジカル  :競い合うためのボディコントロール
⑤スピード   :コントロール
⑥思考判断力  :攻守の対応するための判断
⑦決定力    :無理な体制より確率の高い選択肢
⑧判断スピード :攻守(ON・OFF)の切り替えスピード
育成年代の
性質および特徴
①体を動かすことが楽しい
②競争への強い関心
③上半身、下半身のバランスがとれた成長が始まる
④テーマへの集中力はみられるが、持続できない
⑤大人の模範に無批判に従う
⑥繊細さが顕著な場合が多い
※5年生、6年生に関しては、習得したスキルをチームプレーに生かし、各ポジションの役割の理解を深めさせ、チーム構成(各選手の特性)に応じたスタイルで、チームとしての攻撃と守備の連携パターンなどを取りながらゲーム(試合)に生かします。


FC北野の活動へのご理解とご協力について

まず前提として、育成年代の選手は、あらゆる面でバランスが取れつつあるが、まだまだ打たれ弱い。。。
この育成年代は競争への意識が強く、身体のバランスも良いため、「1対1」のスキルを教える最適な年代だと考えております。競争への意識が高いということは「果敢にチャレンジ」することです。 この「チャレンジ」に対して、「ミスをするな」「なんでできないのか」と問いただすことは成長の妨げになり、もし無難なプレーが染みついてしまうと後から取り戻すのが難しくなります。 コーチは言わなくてはならない局面があり、「ミス」「できない」ことについて触れますが、必ず「チャレンジしたことを評価する」「ミス・できないことに対して考えさせる」「一緒に解決策を導き出す」そして、また「チャレンジ」させるようにしております。

メンタル面では些細な事で気分を害したり傷ついたりと、繊細さを持ち合わせています。 又、大人の言うことをそのまま受け入れてしまうという未熟さもあります。

集中力についてはテーマに対する認識力は高まりますが持続しない年代です。 集中し続けることは難しく、それを強要するのはそもそも難しいです。 締めるところは締めますが、「集中力が持続しない」ことをコーチも保護者も認識することが大事です。

≪ お願い ≫
育成年代から競争を促す練習やメンバー分けを行うことが始まるため、選手たちの中でチーム内での優劣・序列をつけはじめます。 そして他の選手と比べ、悔しい気持ちや高慢な気持ちになることがあります。 コーチは発見次第、対応しますが週2回の限られた時間内でしか発見することができないため、ご家庭での選手の相談やシグナルをキャッチし、コミュニケーションを取ってください。

≪ 補足① サッカーの目的 ≫
サッカーの目的はなにか?
選手たちに問いかけると「シュートする」「ドリブルする」「得点する」と様々な答えが返ってきます。正しくは「ゴールを守りゴールを奪う」これがサッカーの目的です。 ご家庭で子供たちとサッカーの話をする際には、この目的を念頭に置きながらコミュニケーションを取ることが選手たちの成長につながります。

≪ 補足②1対1 ≫
サッカーにおいて1対1の個人戦術はベースとなる戦術です。なぜならば、サッカーは常に1対1の状況からスタートし、1対2、2対2、2対3と局面が変わります。 練習では、守備が苦手な選手と1対1をやるよりも、守備が得意な選手と1対1をするほうがあらゆる攻撃面の技術的要素が向上します。

≪ 補足③決定力向上 ≫
日本サッカーではよく決定力不足というキーワードがでてきます。それはシュートの技術がかけているだけではありません。 「決定力=確率」とすると、決定力向上とは、もっともゴールできるスペースにボールを運び、確実にゴールを決める「思考判断力」「技術」の向上です。 上位選手になると、際どいコースを狙った、チャレンジした結果でもありますが、この年代は、無理な体勢・無理なエリア・数的不利な環境等で無駄打ちしているということが多いです。
応援いただく際に「シュート」や「打て」という言葉は選手たちにプレッシャーを与えることに繋がるため、応援時はチャレンジする選手のモチベーションが上がる応援にご協力をお願いします。



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